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新卒入社をしてからインドネシア初のベイキングカフェで店長を務めるまで 〜奥村 祥成〜 #社員紹介 vol.10

クックパッドで活躍する社員に、インタビューをする社員インタビューマラソンシリーズ。今回からタイトルを「#社員紹介」とリニューアルしてお届けします。第10回の今回は、クックパッドの新卒1期生として入社した奥村 祥成さん(2014年入社 総合職)にお話を伺います!

奥村さんは現在、Cookpad Indonesia に出向をして“Bakeasy”というベイキングカフェの新規事業を立ち上げを行っています。入社当時は国内でサービス開発ディレクターをしていた奥村さんが、海外事業に出会い新規事業の立ち上げをするに至るまでの経緯や、その中で今考えていることなどを根堀り葉掘り聞いちゃいます🐼

今はちょうど台湾オフィスへの出張ついでに、一時帰国しているということなのですが…あっ!見つけた!

みらくいたん:奥村さん、お久しぶりです!少しお話を聞かせてもらえませんか?

奥村さん:みらくいたん、久しぶりだね。なんでも聞いて!

みらくいたん:ありがとうございます!よろしくお願いします

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大学院へ通い続けることよりも”働く実体験”から学ぶことを選んだ学生時代

みらくいたん:クックパッドとの最初の出会いはいつ頃だったのですか?

奥村さん:2011年 僕が学部3年生のときに、クックパッドで漢方に関する新規事業を始めるという知人から、アルバイトに来てほしい、と誘いを受けました。2ヶ月間の短期アルバイトで、いきなりRuby on Rails*1 の本を10冊渡されて「サービスの検索機能を実装して!」と言われたときには「なんでやねん!」(というものプログラミングを本格的に学んだことがなかったから)と思いましたが、それがきっかけで当時のクックパッドの役員と話す機会もでき、その後広告領域を担当している事業部で長期アルバイトに取り組むことになったんです。

僕はもともと大学院への進学を希望していたので、進学後もクックパッドや他のIT企業でもアルバイトを続けました。

そのうちいつしか、企業で働くことによって得られる学びの大きさを実感し、大学院を辞めて企業に入ることを考えました。当時の役員に面談のお願いをして「クックパッドに入社したいから面接してくれ!」という話をして、半ば無理やり入社させてもらいました。

*1 クックパッドが使っている開発フレームワークのひとつです

「社会人の基礎を学び直してこい!」と言われた1年目

みらくいたん:クックパッドに入社してから最初は何をされていたんですか?

奥村さん:大学院を辞めてクックパッドに入社してからは、アルバイト時代から尊敬していた、当時の会員事業部長のもとで働きたいと志願しました。入社1年目はその部署で、プレミアムサービス会員向け新規アプリのディレクターと、必要なときは開発エンジニアも務めました。

みらくいたん:当時を振り返ってみていかがでしたか?

奥村さん:難しいこともたくさんありました。何度繰り返しても正解がみえないサービス開発を諦めたくなり、上司に「やめたい!」という相談をしたこともありました。そのときに、上司から「本当にやめたいならそうすればいい」という話をされ、逆に火がついた経験があります。当時悩んでいたことに対して、24時間以内に回答を持ってくるよう宿題を出され、翌日中に7人ものユーザーにアポを取ってインタビューをしたりもしました。

みらくいたん:すごい行動力ですね。会員事業部ではどのような学びがありましたか?

奥村さん:サービス開発の経験から、仕事における優先順位は「解決策のアイディアを考えることよりもまず、解決すべき本質的な課題を見つけることである」と考えるようになっていました。

そんな矢先、上司から「ほぼ1人でアプリを企画・開発して、リリース出来たことは高く評価するが、それ以前に社会人としてのマナーがまだまだ足りないので、広告の営業として社会人の基礎をやりなおしてこい。」という評価を受けました。

アイディアベースではなく、本質的な課題発見 → 解決策を考えるということがしたいと思っていた自分にとって、広告事業部でのビジネスは大変興味深く、異動を決意しました。

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ビジネスの仕組みやお金の動きについて学んだ広告営業時代

みらくいたん:広告事業部では、何に取り組まれていたのですか?

奥村さん:企画営業担当として、クライアントに対して企画提案などを行っていました。クックパッドの広告は、単に広告枠を取引するビジネスではなく「クライアントやユーザーが抱える料理に関する悩みを、クックパッドの広告によって解決する」という役割を担っています。僕がやりたかった本質的な課題解決に取り組めたので、とてもやりがいのある仕事でした。その他、スイーツメーカーと共同でシュークリーム等の新商品を開発したり、商品パッケージにクックパッドロゴを載せたりと、実世界にもインパクトのある仕事ができました。

成功するビジネスの仕組みや、世の中でのお金の動き方など、今の自分の基盤となる要素を多く手に入れた時期でした。

最大の転機となった新卒海外派遣制度「プログレス」

みらくいたん:何がきっかけで海外に行くことになったのですか?

奥村さん:2016年(入社3年目)になって経営体制の大きな変更があったことがきっかけです。そのタイミングで、慕っていた役員や上司が外に出ていくようなこともあり、新しい経営方針もまだわからなかったので、自分も正直辞めようかと悩んでいました。

そんなときに経営から発表されたのが「プログレス」でした。これは、新卒入社の希望社員が対象の海外研修制度です。クックパッドのサービスを展開している世界各地に赴き、クックパッドのグローバルビジネスを学び世界のユーザーを体感することで、グローバルで通用する人材を育成することを目的としています。海外展開を本格化した2016年に、社員総会で発表されました。

今だから言えることですが、この時は「1人卒業旅行」のつもりでした。この制度の発表当時は、周りの新卒総合職もまだ様子を見ている感じだったので、逆にチャンスと考えました。この時に明確な海外志向があったわけではなかったのですが、その日のうちに代表の岩田に話をしに行き、プログレス第一号としての派遣が決まりました。

みらくいたん:プログレスでは実際にどんなことをしたのですか?

奥村さん:まずインドネシアのオフィスで1ヶ月間オンボーディングをした後、タイに渡りました。そこで2ヶ月間現地のメンバーと共に、レシピサービスのユーザーコミュニティビルディングに取り組みました。タイ版クックパッドのレシピ投稿ユーザーを増やすための施策を企画して実施する、という役割です。

初めての海外生活で僕が感じたことは、意外にも会員事業時代の学びに通ずるものでした。実際にタイという国で暮らし、沢山のユーザーと話をする中で、「豊かな生活を得るための本質的な課題」がアジアのいたるところに転がっていることに気が付きました。それと同時に、その課題を解決できる余地があると感じました。

このように本質的に解決すべき課題や、すぐに解決できることがたくさんあるところでチャレンジしたい、という気持ちが高まり、プログレス帰国後は海外事業部へ異動することに決めました。

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インドネシアでベイキングカフェの店長に!?

みらくいたん:海外事業部への異動後、2017年8月からCookpad Indonesia に出向して、もう半年が経ちましたね。インドネシアでは新規事業を担当していると伺いましたが、どんなことをされているのですか?

奥村さん:現在インドネアシアでは、“Bakeasy”というベイキングカフェの立ち上げを担当しています。言い換えると「お菓子が作れるカフェ」です。インドネシアでは家庭でお菓子を手作りする習慣があまりありません。だからこそ、お菓子作りをしたことがない人でも、自分でレシピを見ながらお菓子作りを楽しむことができる空間を作っています。現在ジャカルタに1店舗目をオープンし、日々改善に取り組んでいます!

みらくいたん:なぜベイキングカフェの着想にたどり着いたのですか?

奥村さん:各国のメンバーと新規事業に関するMTGをしていた際に、台湾でベイキングカフェという事業が生まれていることを知りました。僕も台湾に赴き体験をしてみたのですが、それがすごく楽しかった。これは「絶対に世界中で流行る!」と感じました。

その理由は、これまで料理をしなかった人が、料理を楽しめるきっかけになると思ったからです。これから先の時代、更にテクノロジーが進んでいくと、きっと料理をしなくても生きられる世の中になっていくのではないかと思います。それを便利だと感じる人も多くいると思いますが、料理は一度やってみると、とても楽しいものだと気づきます。楽しいだけでなく、自分が食べているものが何でできているのかを理解することは、健康に大きく影響を及ぼす重要なことですし、何かを作れるようになるという達成感を得ることもできます。

僕が日本にいた頃は、東京で一人暮らしをしていたので外食の機会も多く、料理をする必要性をあまり感じませんでした。だからこそ、「必要だからではなく、楽しいから料理をする」という循環を、より多くの人に体験してもらいたいと思っています。

f:id:cookpadtech:20180522171642p:plain (奥村さんが"Bakeasy"で焼いたカップケーキ)

世界の流れが変わるような事業をつくりたい

みらくいたん:今の目標はなんですか?

奥村さん:ずばり「日本に帰ること」です!とは言っても、これは現在の仕事で成功して日本に帰りたいという意味です。ベイキングカフェという事業の可能性を僕は信じていますが、1店舗だけでは世界の流れを変えることはできません。更にチャレンジをして世界進出し、日本にベイキングカフェを逆輸入して帰国することが今の目標です。

みらくいたん:ベイキングカフェで世界が変わるというのはどんなイメージですか?

奥村さん:ベイキングカフェという事業形態はまだ日本には馴染みがないですが、例えばセンター街にいる女子高生が学校帰りにカラオケに行くのではなく、友人とベイキングカフェを訪れてクッキーづくりを楽しむような世界に変わります。世界中の人達が、「必要のための料理ではなく」「楽しみとしての料理」をするような世界をイメージしています。

f:id:cookpadtech:20180522171653j:plain (インドネシアの”Bakeasy”の様子)

みらくいたん:夢のある世界ですね。それを実現するために何を大切にしていますか?

奥村さん:「世界をひっくり返すようなインパクトを生む仕事をしたい」「これがほしいと心から思えることに取り組む」という2つの気持ちです。

僕はクックパッドという会社に所属し、会社の資金や優秀なチームメイトの知恵を借りながら大きなチャレンジに取り組んでいます。逆を言えば、たとえ僕がクックパッドの事業で100億円を稼いだとしても、その100億円が自分のものになるわけではありません。であれば「会社の利益だけを最優先する」ということよりも「自分ひとりでは実現できないインパクトを世の中に届ける」方がずっと有意義な働き方だと感じています。クックパッド全体として、まずはユーザーに心から喜んでもらうこと第一にする、という思想も根付いています。

また自分の力を最大限に発揮するためには、好きなことや得意なことを舞台にしたほうが良いと思います。”Bakeasy”のユーザーのほとんどはインドネシア人の女性です。僕は彼女たちからしたら外国人であり男性であり、僕がユーザーのことを100%理解できるまで事業を止めていては時間が足りません。だからこそ、ユーザーの声を大事にすること前提に「自分も心からほしいと思えること」も大切にしています。

f:id:cookpadtech:20180522171701j:plain (インドネシアチームの集合写真)

みらくいたん:奥村さんありがとうございました!いつか”Bakeasy”が東京にも出店することを楽しみにしていますね♪ 頑張ってください!

奥村さん:みらくいたん、ありがとう。うん、待っててね!

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