こんにちは、クックパッド投稿推進部 勝間です。
今回は、有志で集まって開催している社内イベントCookpad Loungeを紹介します。
Cookpad Loungeとは
Cookpad Loungeは一言でいうと「有志主催の社員が好きな間だけ参加できるキッチンでの飲み会」です。第一回目は2014年11月に始まり、今月3/2 (水) に第19回目が開催されました。
ビールサーバ大活躍です
背景
2014年の秋、私を含めて技術領域4部門のマネージャに対して「経営、組織のレイヤーで考えてどういう会社にしたいか」を考えるお題が出たことがありました。何度もマネージャ間で議論した結果、組織において「何が課題か」を考えて、それを解決してより良い組織にする、というアプローチで考える、つまり課題解決型のアプローチで捉えるのがいいのではないかという考えに至りました。
ここでの「組織の課題」はもちろん様々なものがあります。「開発速度」や「人事制度」、「誰が何をやっているか把握しづらい」など様々な課題を挙げることができますが、私たちは結局のところ「身近な人たちとちゃんと向かい合って話し、分かり合う場がそもそも少なすぎる」という課題に帰着するのでは?という仮説を立てました。
この課題に対して、私たちは「自分たちで社員同士で交流できる場を設け、運営する」ことを解決手段と考えました。 私たちのオフィスにはキッチンもあり、交流しやすい環境が幸運にも用意されているのでそれを自主的にもっと活用していくという考えです。 お酒や食べ物などを自分たちで用意して社員同士で交流できる場、いわゆる「TGIF」と言うとシンプルかもしれません。 このような考えの元、マネージャ間で「会社に任せず、自分たちで場をつくる」というコンセプトを大事にすることを決めました。
第一回から今に至るまで、Cookpad Lougeは運営を会社に任せることはしないスタンスを取っています。もちろん自分たちの抱いている課題感を人事部と相談することで、予算をとってもらい、会社のオフィシャルイベントとして開催することも可能だと思います。ただし、その場合は「会社にやってもらってる」感が残ってしまい、「自分たちで場をつくり、環境を変え、より良い組織にしていく」という意味合いはかなり薄くなってしまいます。
そのような考えのもと、
■ 最初は発起人である4部門のマネージャ同士でお金を出し合って2万円の予算から開始
■ 会は毎回カンパ、または食材かお酒の持ち寄りによって運営
という運営方針をとっています。
ただ、基本はカンパ制、ということで毎回募金箱を設置していたのですが、最近は黒字(!)も続くようになり、実は募金箱もしばらく無しの状態で運営を継続できています。
このあたりのCookpad Loungeの生まれた背景については、こちらのクックパッド開発者ブログのエントリでも詳しく書いています。ご興味がある方はぜひご覧になってください。
お手製感あふれる募金箱(最近は出番を失い中)
また、ただの飲み会だとマンネリ化するので最近は毎回テーマを設定して開催しています。たとえば去年の秋は「ハロウィン」、今年の1月は有志が取り寄せてくれた「牡蠣」をテーマに、スタッフ同士で交流しました。
一瞬でなくなってしまった牡蠣
Androidトップデベロッパー選出
話は変わりますが、2/1 (水) にクックパッドはGoogle Playにおいて「トップデベロッパー」に認定されました。Androidアプリの体験向上に注力しつづけた結果、それがGoogleに認められたということで、みんなでぜひお祝いをしよう!ということになり、今回のCookpad Loungeは「Android料理の夕べ編」をテーマに開催しました。
余談ですが、このようなテーマも最近は持ち寄り制になっています。「何か理由をつけてみんなでワイワイ親睦を深めよう!」という人もでてきているので、その人がテーマ設定し、みんなで会を運営していくスタイルです。今回のCookpad LoungeはAndroidアプリ開発に携わるメンバーの一人が企画を持ってきてくれたので、まわりのスタッフもそこに協力する形を取りました。
今回は「トップデベロッパーを祝うにしても、『Androidぽさが出る料理』はどうしよう?」というのは悩んだところでしたが、ドロイド君ちらし寿司が見事に完成しました!
大量のわさびによるドロイド君に見えますが、実際はアボカドでした
そのほかにもスタッフによるスコップコロッケやナチョスが即席で作られ、スタッフみんなでトップデベロッパー選出をお祝いしました。
インフラ部長によるスコップコロッケ
人事部によるナチョス
みんなでお祝い!
まとめ
このようにクックパッドでは、サービスをより良くすることはもちろん、自分たち自身で組織をより活性化することにも取り組んでいます。もちろん「ただの飲み会」と言ってしまえばそのとおりなので、これだけで組織の課題がすべて解決するわけではないですが、これからもそれぞれのメンバーが自分たちでできることを考え、自らアクションを起こすことを大切にしていきたいです。