Cookpad Staff blog

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料理にまつわる社会課題って?〜クックパッド大学という取組み〜

こんにちは、コーポレートブランディング部の岡根谷です。
「クックパッド大学」という取組みについて紹介したいと思います。

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クックパッド大学とは?

クックパッドは「毎日の料理を楽しみにする」をミッションに掲げ、料理にまつわる様々な課題を解決していくことを目指しています。
しかし料理にまつわる課題と言っても、孤食のような日々の生活者の課題から食料廃棄など地球規模のものまで幅広く、ちょっとやそっと考えて解が出るものではありません。
そこで、一人で考えても答えが出ない大きな課題に対し、社内外交えて皆で理解を深めクックパッドができることを考えよう、という目的でワークショップ「クックパッド大学」を開講しました。

クックパッド大学は、事前の社内ワークショップで作られた「食と料理にまつわる課題マップ」を基に全6回の開催を企画しています。2017年7月の初回から、2ヶ月に1回のペースで開催しており、このブログを書いている2018年1月現在ちょうど半分の3回分が終わったところです。

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多様な参加者、多様な視点

以下は、「これからのローカルらしさが息づく食卓をつくる」というテーマで実施した回の様子です。

日本には各地域の風土で育まれ知恵の詰まった郷土料理や風習がたくさんあります。しかし、物流や情報技術の発展によりローカルらしさの喪失や画一化を危惧する声もあります。「その土地だからこそ」のローカルな食卓のよさとは何で、その魅力を現代の食卓でどう活かしどのように新しく伝えていけばいいのでしょうか―この大きな問いの下、30人ほどの参加者が集い、半日のワークショップで取り組みました。

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参加者の半分を占めるのは、クックパッド社員。社内告知を見て関心のある人が応募して参加しました。エンジニア、ディレクター、それに法務部や財務部の人も…サービス開発に直接関わる人もそうでない人も、いろんな立場の人が参加しました。

クックパッド社員だけでなく、ユーザーや社外で活動されている方も集います。立場も視点も異なる人々が集まることで毎回活発な議論が巻き起こり、エネルギーに満ち溢れた場になります。

クックパッドユーザーは、ローカルらしさのあるレシピを投稿している方々がご参加くださいました。
社外からは、地域産品のプロデュースや地方で六次産業化に取り組んでいる方など、個人や法人として様々な活動をされている方々が集まりました。ユーザーも社外の方も、「ローカルらしさ」というテーマの特性上地方にお住まいの方も多かったのですが、遠方よりお越しくださいました。

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社内外三者のスピーチ

会の前半はスピーチセッション。3人のゲストスピーカーが話をしてくれました。

一人目はクックパッドのトレンド調査ラボの村上。「レシピ検索から見る『ローカルらしさ』いま」について話しました。実際の地域別のレシピ検索データを見ながら、芋煮=山形のような「らしさ」として想起できることと、餃子=北海道のような意外なことと両方あるけれど、どちらの場合も驚きや喜びや発見があることが「らしさ」の価値なのではないか、という話でした。

二人目は台所研究家の中村優さん。タイよりSkypeで参加です。世界中のばあちゃんを訪れてレシピを集めている彼女が、実際に訪れたばあちゃんの話を紹介しつつ「ばあちゃんのレシピにはクリエイティビティがあり、話題が生まれるコンテンツ力があり、ランドスケープが生きている。私はそれに魅了されている。」とローカルらしさの魅力を語ってくれました。

三人目は東北食べる通信の高橋博之さん。「地方にあるものから新しい価値を生み出すこととは?」というテーマで話されました。生産と消費が離れることによって命をいただいているという感謝が薄れてきている、だから食べ物の裏側の"生産者の世界"に都市住民をいざないたくて食材付き情報誌をはじめた―食べる通信を通じて作りたい世界と実際に起こっている変化を、力強く語ってくださいました。

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多様な視点が交錯し深まるグループワーク

三者の話からインプットを得たら、後半はワールドカフェ形式のグループワークで課題の深掘りをします。ワールドカフェは、小さなグループを組み替えながら探索を深める会議手法の一つです。
多様な意見に触れながら、ローカルなレシピ(知恵・食卓)が残らない根本原因を深掘り。議論しながら模造紙に書き込みながら、アイデアを深めます。

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そして最後はアイデアスケッチの作成と発表。

様々な食材が手に入るようになる中で魅力の無いものが淘汰されていくのは必然だし、核家族化や都市への若年人口集中などの避けられない社会変化もある。
そもそも変化すること自体は悪くない。でも個性がなくなるのはなんだかさみしい―。

ワークの中で自然に上がってきた「ローカルらしさは必要なのか」という問いは、合理的なべき論が出せるものではありません。でも「らしさは残したい」という意思はみんな何かしら持っていて、そのことを互いに確認し合意できたことが成果でした。

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ローカルらしさで彩られ会話も弾む懇親会

そして、終了後は懇親会。社外参加の方々が、ご自身の活動に関わる「らしさ」の品々を持ち寄ってくださり、テーブルも豪華。「これは何?」「知らなかった!おいしい、面白い!」と会話も弾みます。

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実施の舞台裏と実施後

実はこのクックパッド大学、準備段階から多くの社員が自発的に手伝ってくれて成り立っています。名簿の作成、懇親会の手配、当日の受付、設営や後片付け... 会への参加自体もですが、こういう企画に進んで協力してくれる人がいて、部署の枠を超えて皆で一緒に作り上げられたことで、全社的な変化を生み出しています。

さてこちらは、ワークショップの最中にその横で描き進められていたグラフィックレコーディング。スピーチやチームでの議論の内容が、場の雰囲気も含めて表現されています。
f:id:m_okaneya:20180111000029p:plain 参加された社外の方が、感想とあわせてfacebookやinstagramに投稿していたり、社内に掲示したら参加できなかった人も足を止めてみていたり。こういう新しい表現の形もどんどん取り組んでいきたいですね。

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参加者のSNS投稿

次回開催のお知らせ!

クックパッド大学は、残りの3回分を2018年中に実施します。
次回は2/6(火)で、「単身者時代の理想の食卓とは?」というテーマで単身者の孤食問題を扱います。今まではクローズドでの募集でしたが、今回は一般の応募も受け付けます。参加希望の方はこちらよりご応募ください。

そしてこの企画以外にも、日本や世界で「料理にまつわる課題や可能性」を考える様々な機会・企画を行っています。
一緒に「毎日の料理を楽しみに」を実現したい方、ぜひ一度話を聞きに来てください!

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